ソフト部品ではなく、要求仕様を標準化せよ要求仕様には標準が必要だ システム開発の困難を解決する手段として「ソフトウェア部品の標準化」というような主張があり、 オブジェクト指向などと一緒にして正統的な手法であるとされていますが、まったくの勘違いです。 なによりも先に標準化する必要があるのは要求仕様です。 たとえば、次の図はちょっとした住居のレイアウト図です。これを見てクリーニング屋だと思う人は いないでしょう。また、もし玄関の代わりに育苗施設となっていたら驚くでしょう。 建築という分野では要求仕様に標準があるのです。 部品の標準化は最優先ではない 住宅の場合で言えば、窓とか床材の標準化はありえますし、無意味ではありません。しかし、 必要があれば大き目の窓を使ったりすることはよくあることです。 ソフトウェアの場合はどうでしょうか。標準の部品がそのまま使えるなんてことは、むしろまれです。 たいていの場合は大きくしたり小さくしたり、その
