お笑いタレントの土田晃之が出演番組の“編集”に対し、疑問を呈するような発言をラジオでして話題となった。この件の是非は別としても、テレビ番組における編集はどのようにして行われているのだろうか。 「収録した素材をいかに面白い内容に仕上げるかがディレクターの腕の見せどころです。ただ、結果を焦るあまり、無理のある編集を行うディレクターも多いんです」(テレビ番組制作会社スタッフ) 手腕が試される仕事となれば力が入るのは当然だが、無理をしているとなると話は違う。 「具体的には別場面でしたリアクションやコメントを違うタイミングで流すことが多々あります。特にコメントの場合は、ほぼ別の場所から持ってきています。その際のテクニックも確立していて、音声のみを生かして映像は観客の笑顔などを挿入するんです。するとコメントは聞こえますが、しゃべっている人の顔は映りませんからね。映像も使ってしまうとブツ切りになって編集