最近、法曹ブログ会で話題になっているビジネスジャーナルの記事について、このブログでも取り上げることにします。 <参 照> 大学の笑えない惨状~法学部凋落、私立の半数は定員割れ・・・学生の質の低下も拍車か http://biz-journal.jp/2013/12/post_3550.html 一方、法学部は法科大学院などの新司法試験制度の導入で、法曹への道が険しくなった上、「弁護士になっても仕事がない」と学生が敬遠するようになったため、人気が落ちている。 この記事は、法科大学院制度ではなく大学全体の傾向に関するものであるため、本文で法学部に触れているのは上記2行だけなのですが、現在の法学部における問題点をこれ以上ないほど的確に表現しています。ただ、長年法科大学院問題について論じてきた黒猫としては、単にこの2行だけでは片付けられない複雑な問題を含んでいるように感じられるのです。 1 「法曹へ