2020年1月8日の夜。年末年始の休みも明け、仕事が始まった1週目の半ば、ようやく心と体が生活に慣れてきた頃に、衝撃の一報が流れた。 「こぶしファクトリー活動終了のお知らせ」 TLに流れてきたあまりにも無機質で淡泊な一文。ともすれば見逃してしまうくらいに、さらりと目の前を流れていった。何のことかよくわからなかった。「活動終了」? 誰が。「こぶしファクトリー」? なんで。 脳が文章を咀嚼するよりも前に、今度はORICON NEWSの公式アカウントが非情な一報を入れる。「こぶしファクトリー、3・30解散」。ようやく事態が飲み込めた時には、既に指が動いていた。待ってよ。なんで。これからだ!って言ったじゃん。悲痛な叫びは、誰にも届かずにそのまま流れていく。 ハロー!プロジェクトから2015年に生まれた「Berryz工房の後継者*1」、こぶしファクトリー。演歌歌手のようなこぶしを活かした力強い歌声と
