社会で使う漢字の目安となっている常用漢字に、「俺(おれ)」や「挨拶(あいさつ)」などを新たに加えることが、24日の閣議で決まった。 新たな常用漢字は「俺」「鬱(うつ)」、「挨拶」のほか、岡山県の「岡(おか)」や熊本県の「熊(くま)」など196字。「匁(もんめ)」など5つの漢字を削り、計2136字になる。30日に告示され、一般でも使われ始める。 今回の改定は、パソコンや携帯電話で漢字を書くより打つほうが多くなったことに対応したもので、「すべてを書ける必要はない」としている。 追加された漢字は、12年度から中学校で読みを、高校で主な字を書けるよう指導する方針。15年度からは高校・大学入試での出題も認められる。