先日有楽町に行ったとき、以前から観たかったドキュメンタリー映画「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」をレイトショーで観てきた(公式サイト←音出ます)。1年ほど前に、ベルリンに住む友人から教えてもらったトレーラーをYouTubeで観て、しびれたので。日本でも2月から公開されていたのだが、ついズルズルと今になってしまった。 日本版トレーラーには「五感を揺さぶり、肉体を刺激し、心を裸にする」「迫りくる衝撃と至福」「悲しみも歓びも、すべて解き放て」という大げさとも思えるコピーが用いられているが、本編を見ると本当にそのとおりであることが確認できる。これまで現代舞踊など観たことのない僕なので、何を表現したい踊りなのかほとんどわからなかったのだけど、感情はウンザリするほどぐわんぐわんに揺さぶられたのだ。 始めから終わりまで極度の緊張を強いられていたために、見終わった後はぐったり放心状態になってし