内閣府は1日、「女性の活躍推進に関する世論調査」結果を発表した。「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」との考え方について尋ねたところ、賛成44.6%、反対49.4%となった。2012年の前回調査と比べ、賛成は7.0ポイント減、反対は4.3ポイント増。前回は1992年の調査開始以来初めて賛成が増加に転じ、反対を15年ぶりに上回ったが、再び反対が賛成を上回った。女性の活躍推進を掲げる安倍晋三首相には望ましい傾向と言えそうだ。 前回調査で賛成が増えた背景には、東日本大震災によって家族の絆を再認識するムードが強まった影響などがあったとみられる。