キリギリスの一種「tuberous bushcricket」と切り取られた睾丸(2010年11月8日提供)。(c)AFP/ROYAL SOCIETY 【11月10日 AFP】キリギリスの一種は、地球上の既知の生物の中では、体重比で最も大きな睾丸(こうがん)を持っているとする論文が10日、英国王立協会(British Royal Society)の専門誌「バイオロジー・レターズ(Biology Letters)」に掲載された。 論文によると、キリギリスの一種「tuberous bushcricket(学名:Platycleis affinis)」は、体重比13.8%の睾丸1対を持っている。人間で言うなら、タイヤほどの大きさの睾丸、合わせて10キロを、「引きずっている」ことになる。 一方でこのキリギリスは、射精1回あたりの精子の数が、睾丸が小さいほかの種に比べて少ないことがわかった。このことは
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