名古屋港水族館(名古屋市港区)は5日、飼育していた雌のカマイルカ「サラ」がジャンプの練習中、誤ってプールを飛び出して通路に落ち、死んだと発表した。 サラは和歌山県太地町沖で捕獲され、推定で生後17年。体長2.11メートル、体重106キロ。一昨年6月に「アイ」を産み、今年1月から親子でショーに出演、連続ジャンプや尾ひれを使って水面を進む演技で人気を集めていた。 水族館によると、4日午後2時ごろ、練習で後方宙返りをしていたところ、プール外枠のアクリルガラスを越え職員用通路へ落ちた。胸部を強く打ち、肺を破裂した失血死だった。