『ザ・タワー ー塔と都市の物語ー』 http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/information/2011/1028/index.html 12/02/21 - 05/06 以下文章 上記URL先より転載 -- 明治 23 年( 1890 )、パリにエッフェル塔が誕生したその 1 年後、浅草にひときわ高い塔が竣工しました。日本で初めての電動エレベーターを備え、地上を照らすアーク燈がもうけられたこの高楼「凌雲閣」は、「十二階」の通称で東京の新たなランドマークとして親しまれました。3階以上の建築物が原則として認められなかった江戸時代に対し、明治以降の都市では、「高見」の風景をもとめて塔の建築が盛んでした。 「人はなぜ塔を建てるのか」という普遍のテーマを象徴する「バベルの塔」の銅版画をはじめ、仏教文化である寺院の仏塔、国宝・薬師寺東塔の紹介や、徳川幕府の都市政策によ