仏教における三大行事は、月の順で言いますと、 ①2月15日:涅槃会(ねはんえ) お亡くなりになられた日。 沙羅双樹の林で頭を北にし、右脇を下にした形で、80歳で亡くなりました。 平家物語での有名な、 「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす」 は、本来日本では育たないインドの沙羅双樹と、日本の夏椿を間違えたのだろうという説が有力です。 ②4月8日:花まつり 誕生の日。 生まれてすぐ、7歩歩いて、右人差し指で天を指し、左人差し指で地を指し、これまた有名な、 「天上天下唯我独尊」 と、おっしゃりました。 これは、「人は誰でもこの世に一人だけであって予備の人間はいない。命は貴いものである。私は苦しむ人々を救うことを第一としよう」という意味だそうなり。 僕はこのフレーズは、この世は自分のものだという、少々身勝手なセリフかと思っておりました・・・不心得者ですみ