著者は1976年生まれ。東浩紀さんの弟子? 読むのは初めて。 「宿命」という言葉がキーワード。「「ある可能性が開かれると同時に、別の可能性が選び得ないものになる」という現象に対して、私たちが、「この選択肢でよかったんだ」と思えてしまうような根拠付けのことを、本書では「宿命」と呼ぶことにしたい。」情報社会では本当はウェブのあちこちに行けるはずなのに、行かない人が多い。あらかじめ定められたことと思ってしまうような事態が生じているのはなぜか。 でもこれはウェブ社会に限ったことではなくて、私たちは日本に生まれたので日本人という宿命を受け入れていて、よっぽどのことがないかぎり海外に移住しようとは思わない。人間の社会的知能が、このようなクセを持っているからだろう。 ウェブの中の分身も、自分そのままではないと思う。(^^;)こんな記号をメールにくっつけるのは、笑い顔が苦手な自分の変わりに笑ってくれ