格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンは29日、労働組合のストライキで人員が確保できなかったなどとして国内線17便の欠航を発表した。この日は113便が運航を予定しており、影響を受ける利用客は約2600人になるという。年末の帰省ラッシュが本格化するなか、ストの影響が拡大した。 同社の労組は、未払い賃金の支払いなどを求めて、22日から組合員を指定して行う「指名スト」に入り、28日までに計6便が欠航していた。29日はスト開始以降で最多の36人が参加し、欠航便も急増した。 欠航便の利用客については、他の便への振り替えや、払い戻しなどの対応をとるという。会社側は「労組と真摯(しんし)に協議し、最良の着地点を見いだすことに全力を尽くす」としている。 労組は30日に24人、31日に23人がストに入ることを会社側に通告している。(三浦惇平)
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