富士通総研経済研究所 主席研究員 榎並利博 今年の10月からマイナンバーが国民に通知され、翌年の1月からマイナンバーの利用が開始されます。 マイナンバーとは国民一人ひとりに付けられる番号であり、通知カードで一人ひとりにマイナンバーが通知されます。そして、カードの交付申請をすることで、2016年1月から顔写真の付いた個人番号カードが交付されます。 マイナンバー制度とは、税や社会保障の行政手続きでマイナンバーを使うことにより、行政事務の効率化や国民の利便性の向上に役立てようというものです。不安を感じる方もいると思いますが、官民含め社会のなかで広く使われる番号制度になると期待されます。 例えば、年金記録でマイナンバーを使えば、氏名や住所が変更になっても、最新の氏名や住所がマイナンバーで確認できます。また、住民票や所得の情報をネットワークシステムを経由して使うことができるため、行政手続きにお
髙村薫さんは、最も好きな作家のひとりだ。作品の多くはサスペンスというジャンルに入るのかもしれないが、いつも、扱うテーマの重さに圧倒される。福島第一原子力発電所の事故が起きて以来、ずっと髙村さんに話を聞きたいと思ってきた。髙村さんは、小説「神の火」で、テロにさらされる原発のもろさを描き、ぼくも以前にそれを読んでいた。 事故から50日が過ぎた5月はじめ、大阪のご自宅でのインタビューが実現した。きっと、髙村さんなりにご自分の考えが熟成するのを待っていたのだと思う。政府も電力会社も「想定外」という言葉で表現した原発事故。しかし、髙村さんは、そもそも、想定しなければならなかったことが想定されていなかった「問題外」の事態であり、それはモラルの問題でもあると看破した。 (以下インタビュー全文) 大越) 震災の発生から、2ヶ月弱、この間、どんな思いを抱いて、震災関連のニュースに接してこられましたか。 髙村
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