asm で動的にメモリ取得をしたいと思っても、malloc は libc の関数であるので、libc 依存しないなら自分で書かねばらない。 ということで、動的なメモリ確保を書いてみる。malloc を書く、というと荷が重すぎるので、単にプロセスが確保するメモリを動的に増やしていく、という大変基礎的な部分だけをやってみる。 brk まず brk システムコールを試す。brk は program break の意味らしい。program break とはプログラムの data セクションの最後のことで、brk システムコールはこの data セクションの最後の位置を変更するというシステムコールになっている。これにより、プロセスにメモリを割りあてたり、OS に返したりできる。いわゆるヒープ領域というやつ。 program break の初期値 brk システムコールの引数は変更後の progra
![ARM Linux EABI の asm で動的メモリ確保 | tech - 氾濫原](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e3bc2edb24c2c2812bef7ff0048238f2bcc41c42/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Flh3.googleusercontent.com%2F-iNzAY8mV1NU%2FUycCon7tRZI%2FAAAAAAAAQ84%2F0oaNq7zFick%2Fs2048%2Fmem.png)