「欧州の盟主」として欧州連合(EU)内で強い影響力を持つドイツで総選挙後の連立協議が決裂したことについて、オランダのザイルストラ外相は訪問先のブリュッセルで20日、記者団に対し「欧州にとって悪いニュースだ」と述べた。 一方、EU欧州委員会のシナス報道官は20日の記者会見で、ドイツの「安定性」を信じていると強調、政権づくりの行方を引き続き注視する考えを示した。 報道官は「われわれはドイツ憲法に基づく(新政権づくりの)プロセスが、ドイツのトレードマークである安定性と継続性の土台となることを確信している」と述べた。