2011年06月22日13:27 カテゴリ雑記 振り込め詐欺から強盗の範囲のどこかに今います。 物書きにとってはどんな経験もいずれは創作の糧となる。無理矢理そう考えながら過ごしている精神的にとてもしんどい一日だ。 この記録を読んで、その程度かよ、と思う方もいるだろう。だが、体を病み、年老いた両親に支えられながら生きている僕にとって、これは、あまりに非現実的に思える出来事だ。 昨夜の夕食後の時間帯のことだ。家の固定電話が鳴った。父が出た。遠隔地に住む兄からだった。話の内容は少し妙なものだった。 ――扁桃腺が腫れたので薬を知りたい。母に代わってくれ。 受話器が母の手に渡る。 ――のどが痛くて長く話せない。扁桃腺の薬、分かる? 分からないか、じゃぁいい。 当然、母は心配して話を続けようとする。兄は答えた。 ――明日また電話する。明日はいつ家にいる? 午前はいる。午後は予定があるか