売春婦の歴史は古い。 とはいえ当初は金銭で春を売ったりはせず、宗教的な行為として行われていた。 古代、神に仕える巫女は、神がかりができて神の代言者であると信じられていた。 その一方、男たちは巫女とセックスすることによって神と交流できると考えられていたため、巫女は決して不浄なものではなく、むしろ神聖な存在と思われていたのである。 その結果生まれた子供はみんなで共有して大切に育てられた。 例えば桃太郎やかぐや姫などの昔話の主人公というものは、年老いた両親が神様に願をかけて生まれた子供であったり、拾われてきた子供であったりする。 昔は、跡継ぎがいないということは、老体になって働けなくなれば、土地を取り上げられることを意味していた。 だから跡取りがいないというのは、今以上に切羽詰まった悩みなのだ。そこで、解決策として、神社の神主の子種を頂いたり、巫女さんに子供を生んでもらったりする。 巫女さんとい