罵倒少女は、コミュニケーションに特化したAI「PROJECT Samantha」(プロジェクト・サマンサ)の取り組みの1つだ。9月19日に都内で開かれたイベント「AI MEETUP 2」で、プロジェクトに携わるソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)の井上敦史さんが、キャラクターAIの開発で得た知見、今後の展望を語った。 「キャラクターは最強のユーザーインタフェース」 罵倒少女は、pixivなどで活躍するイラストレーター・mebaeさんの作品「罵倒少女」に登場するキャラクター、素子(もとこ)とチャットを楽しめるサービス。ユーザーの発言に対し、「朝っぱらから声かけんじゃねえよ!」「エロい目でジロジロ見んじゃねえよ、このクズ」などとキツイ言葉を浴びせる。 対話型AIのアプローチには、(1)「トイレどこ?」という入力文から「トイレ」といった単語を抽出する、(2)「お手洗い」「化粧室」など