葛飾北斎の「冨嶽三十六景」が見開きにデザインされた新しいパスポートが、早ければ来月の申請分から交付される見通しとなりました。 新しいパスポートは出入国の際にスタンプが押される査証欄の見開きごとに、浮世絵師、葛飾北斎の代表作、「冨嶽三十六景」の作品が印刷されています。 外務省では4年前にデザインの変更を決めてから準備を進めた結果、早ければ来月の申請分から交付できる見通しになったということです。 外務省は、「デザインを複雑にして偽造防止対策を強化するだけでなく、海外での日本文化のPRにもつながるのではないか」と話しています。