タグ

ブックマーク / delete-all.hatenablog.com (2)

  • 暇なオッサンは水彩画を描いていた!08秋冬コレクション - Everything You’ve Ever Dreamed

    冬は、絵を描くのも寒くてしんどい。作業用のダウンパーカー、擦り切れたニット帽とマフラー、下二重履き、ヘッドフォン、花粉症用マスク、黒ブチ眼鏡で完全装備しても足元からの冷気は僕の身体を冷やしていく。水彩画で一番寒さが堪えるのは実際に筆を走らせるときではなくて、「水張り」という下準備のときだ。水張りとは、詳しくは省くけれど紙がボコボコになるのを防ぐための作業で(僕は水を貯めたシンクに紙を浸してから乾かすという男らしい手法を選択している)、水を使う。この時期、暖房もない台所で真夜中にこれをやるとたちまち身体が芯から冷えてしまうのだ。 (ざっくりと鉛筆で下書き) 僕は、高校に入って初めての夏が来る前に、他の部と同様、美術部でも幽霊部員になっていたのだけれど、画材無断拝借と画集、写真集、その他資料を借りるために部室に顔を出したときはこの「水張り」を手伝っていた。部活の終わる時間が近づくと、翌日以降

    暇なオッサンは水彩画を描いていた!08秋冬コレクション - Everything You’ve Ever Dreamed
  • あの夏、地上最大のオッパイが。- Everything You’ve Ever Dreamed

    ピーチジョンのエロティックな広告写真。ホームに滑り込む電車の騒音をバックミュージックに、それを舐めるように見ている僕の後ろを一人の淑女が通り過ぎて行った。振り返り横顔を見る。間違いない。彼女だ。あの夏、僕の人生を、僕の未来を変えてしまった地上最大のオッパイの主。ヴィーナス。声をかけようとしたが名前を思い出せなかった。あれほど追い求めた存在であったのに。 1991年の夏。高校三年生だった僕と悪友の西ヤンは腐っていた。真面目にやっている連中、反抗している連中、すべてを斜めから見ていた。授業。夏期講習。体育祭の創作ダンスの練習。すべてをサボタージュして大半の時間を第二校舎の屋上で潰していた。僕らは屋上を「ヘヴン」と名付けて、毎日のように、流れていく雲や富士山のシルエットを眺めたり、昼寝をしたり、買ってきたエロを模写するという意味のない行動をしていた。空は青く、太陽の陽射しは心地よかった。いつか

    あの夏、地上最大のオッパイが。- Everything You’ve Ever Dreamed
  • 1