【バンコク時事】タイ政府は8日、北部チェンライ郊外の洞窟に閉じ込められ、救出されたサッカーチーム所属の少年ら13人のうち、無国籍だった少年3人とコーチに国籍を付与した。 4人はチェンライ郊外で行われた国籍付与の式典に参加した。 タイでは国内で生まれた場合や両親がタイ国籍を持つ場合は国籍を与えられる。しかし、山岳地帯の少数民族などに国籍を持っていない人が多く、50万人近くが無国籍とみられている。 少年らは6月23日に洞窟に入り、大雨によって流れ込んだ水で閉じ込められた。各国から集まった潜水士らの救助活動の末、7月10日までに全員が救出された。騒ぎが拡大する中、少年らの一部が無国籍であることが判明し、タイが抱える社会問題が浮き彫りになっていた。
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