人工衛星と主張する長距離弾道ミサイルの発射が失敗に終わった北朝鮮。 金正恩氏による新体制の権威づけに失敗した北では、関係者に対する制裁の嵐が吹き荒れそうだ。 専門家は「ミサイル開発を主導した朝鮮労働党幹部3人の失脚は免れない」と指摘。 新指導者になって以降、正恩氏は、不祥事をおかした高官らを迫撃砲などで次々と処刑しているだけに 今回も血の粛清は避けられそうにない。 15日の金日成生誕100年行事の“祝砲”としての意味合いもあったミサイル実験。 新体制発足後初めての大事業が失敗に終わり、 正恩氏は、失った威信の回復を早急に行わなければならなくなった。 関係者の粛清が始まるのは確実で、戦犯候補の筆頭として名前が挙がっているのが、 朝鮮労働党のテクノクラート(技術官僚)、「3人組」と称されるミサイル開発の責任者たちだ。 拓殖大学国際開発研究所の客員研究員・高永●(=吉を2つヨ