水戸の宮下銀座商店街にこの夏、額に縁起の良い「八」の字模様を持つ子猫が現れた。震災で傷んだ門前の町で、店主らの心を和ませ、訪問客の人気を集めている。人々は「幸せ招き猫」と可愛がり、小さなマスコットに盛り場再興の夢を託している。 名前は「ハチ」という。真っ白い毛並みの雌猫だ。額には、白地に墨書したような特大の「八」の字がくっきりと広がる。 ハチは4月半ば、水戸市郊外の家で生まれた。お乳がうまく飲めなくて育ちが遅く、5匹のきょうだいで1匹だけ、もらい手が見つからないでいた。
滋賀県湖南市内の猫17匹が立候補して激戦となった仮想のネコタウン「こにゃん市」の市長選は26日、当選者の発表があり、会社員園田めぐみさん(38)の飼い猫、ぎん(1)が初代市長に決まった。ぎんは、緊張した面持ちで当選証書を受け取っていた。 こにゃん市長選は、湖南市観光物産協会が企画。インターネット上で17日に告示され、市内の猫17匹が「立候補」。24〜26日に全国から投票を受け付けた。 同協会のホームページでは候補猫の公約「ニャニフェスト」も公開。ぎんは「お城のニャンコのように市をチョー有名にするニャよ」とアピールし、投票総数2038票のうち456票を獲得して当選を果たした。 この日、同市中央1丁目のサンライフ甲西で当選者の発表があり、飼い主とともにぎんも出席。こにゃん市選挙管理委員会の平松善雄委員長から当選証書が授与された。 長いひげがチャームポイントのぎんはオスで、元々は捨て猫だった。同
来春放送開始予定の石川県を舞台にした新作アニメ「花咲くいろは」の発表会が5日、金沢市広坂1丁目の金沢21世紀美術館シアター21であった。主要キャストを演じる声優5人が勢ぞろいし、全国からアニメファン約150人が参加した。 アニメは、富山県南砺市の制作会社「ピーエーワークス」が設立10周年を記念して制作する初めてのオリジナル作品。東京から突然、祖母が経営する温泉旅館に移り住むことになった女子高生と、旅館で働く同世代の女の子や先輩たちが悪戦苦闘しながら成長していく姿を石川の四季を織り交ぜて描く。 会では、主役を演じる伊藤かな恵さん、豊崎愛生(あき)さんらが登場してのトークがあり、同じく主要キャストで金沢出身の声優、能登麻美子さんが司会を務めた。 監督の安藤真裕さんは「10代の女の子の等身大の感情を表現したい」と話した。声をあてるのはこれからで、声優らは「アフレコが楽しみ」と口をそろえ、会場のフ
「犬と猫なのに、きょうだいみたい」。津野町貝ノ川の山崎欽一さん(65)が飼っている犬マルと猫ミースケの仲のよさが、ご近所で評判だ。 マルは雑種犬の雌(推定8歳)。2003年、動物好きの欽一さんと妻の光代さん(63)が高知市の日曜市で売れ残っていたのを引き取った。やせ細っていたため、丸まると太るようにと願いを込めて名づけた。 ミースケは雑種猫の雄(推定3歳)。3年前、生まれたばかりで近くのグラウンドに捨てられているのを孫が見つけ、光代さんが連れ帰った。 マルは自然にミースケを受け入れ、3カ月ほど犬小屋で一緒に育てた。車庫に移った今も、マルが怒るのはフサフサのしっぽにミースケがじゃれついて遊ぶときくらい。同じ皿で顔をくっつけ合って食事することもある。 毎日の散歩は1匹ずつ連れて出るが、ミースケが先だと“姉”のマルは不満顔になるという。「散歩だけは自分が先と決めているみたい」と欽一さんは目を細め
麻布大学(相模原市)が横浜市神奈川区や県動物愛護協会と協力し、野良猫の生態調査に乗り出した。まず同区内で8地区を選んで個体数を調べ、その後は不妊・去勢手術を施して元の場所に戻し、追跡調査もする計画だ。将来的にはデータを生かし、殺処分される野良猫を減らすことを目指す。 (松平史子) 調査は同大学獣医学部の植竹勝治教授(動物行動管理学)と学生が中心になり、今春スタートした。 個体数調査は野生動物の調査に使う「ルートセンサス」と呼ばれる手法をとる。あらかじめ設定した道順を2人組で歩き、発見場所と頭数、個体の特徴を記録し、デジタルカメラで撮影。1日3回、計6時間かけて調査し、距離あたりの頭数から全体の数を推定する方法だ。季節を変え、年3回調査するという。 動物愛護協会は地域住民に「野良猫をどこで見かけるか」「どんなことで迷惑しているか」などを聞き取り調査する。個体数調査にアンケートの結果を
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