仕事で必要なパスワードの多さがユーザーを悩ませ、ITセキュリティ対策の妨げにもなっていることが、米RSA Securityが9月12日に発表した調査で明らかになった。 調査に回答したビジネスプロフェッショナル1300人のうち4分の1が、パスワード関連のセキュリティ侵害を報告している。同調査では、多数のパスワードを使う負担が、重大なセキュリティリスクにつながり、コンプライアンスの取り組みを骨抜きにしてしまうようなユーザー行動を招いていると指摘している。 回答者は、ビジネス用のアプリケーションやWebサイト、ポータルにアクセスするために必要なパスワードの多さに閉口していると答えており、楽をするためにセキュリティ上危険な行動をしているケースもある。 回答者の18%が16個以上のパスワードを使っているが、それだけ多くのパスワードを簡単に覚えられると答えた回答者は5%にすぎない。36%は6~15個の