10月から「秋本俊二の“飛行機と空と旅”の話」を連載中の秋本俊二氏。航空ジャーナリストという肩書きを持つ秋本氏だけあって、文字どおり世界中を飛び回っている。 海外旅行では、ともすれば半日近い時間を機内で過ごすことになる。「この時間を有効活用すると、旅行そのものも楽しくなる」という秋本氏のノウハウとは? 成田の出国ゲートをくぐると、そこはもう日本じゃない 普通のジャーナリストだったわたしが、「エアラインだったら応援したいな」と思った理由、それは「旅、特に海外旅行というものは楽しいけれど、現地に着かないと旅が始まらないと思っている人がたくさんいる(のが惜しい)」と思ったからです。 旅の取材というのは短期決戦。現地にいるのはせいぜい5日とか1週間で、その中でいかに人と出会って、濃い体験をして、感動を内に秘めて帰ってくるか、それがものを書くことの原動力になります。 取材先で神経を研ぎ澄ませて、感動