赤字路線が経営の重荷になっているJR北海道が、路線全体のおよそ半分に当たる13の区間について「単独では維持できない」と位置づけ、特に利用が低迷している3区間はバスへの転換も含めて地元と協議する方向で検討を進めていることが分かりました。 関係者によりますと、これまでの検討の結果、1キロ当たりの1日の平均利用客が200人未満と特に利用が少ない留萌線の深川・留萌間など3つの区間について「鉄道よりもほかの交通手段のほうが適している」として、バスへの転換も含めて地元と協議する方向で検討を進めていることがわかりました。 さらに利用客が2000人未満の路線のうち宗谷線の名寄・稚内間など8つの区間については鉄道は維持したいものの単独では費用が賄えないため、今後の費用負担について地元と検討を始めたい区間と位置づける方向です。 このほか、すでに廃止が決まっている区間などを合わせるとJR北海道が単独では維持でき