ひさしぶりに時間があいたので、午前中に、例のfinalvent氏の『考える生き方』を一気に読み終えた。たくさんの読みかけの本を措いてまで、これほど短時間に一冊に集中することは最近では珍しい。それだけ、感じるものがあったということだろう。 『考える生き方』とはこれまた大層な書名であり、人によってはよくあるベストセラー狙いの偽人生哲学書として認識されてしまうおそれもありそうだが、本書に限っては、おそらく、これ以外の書名はつけようもない。これほど正確に体を表した名もない。終始語られているのは、「考える」⇔「生きる」、つまり「知」を使えるものとして「実践」してく理想的な姿だ。 finalvent氏は、とにかく考える。とにかく学習する。難局・難題・未知に直面したとき、その根本原因や解法や構造を独学で解明していく。それは、仕事上必要となる半導体技術、電子工学やプログラミングの知にとどまらず、自身が巻き
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