これまで対象路線について個別に需要予測を行って評価していたが、空港アクセスに資する路線や東京臨海地域の交通需要に対応する路線は複数の路線が計画されていることから、比較検討が行われた。 空港アクセスに資する路線は、新空港線「蒲蒲線」、JR東日本羽田アクセス線、都心直結線の3路線が比較された。試算により、羽田アクセス線と蒲蒲線を整備した場合、需要が競合することから、蒲蒲線の収支採算の確保に課題があるという結果が出たという。同様に、羽田アクセス線と都心直結線を整備した場合も、両路線の収支採算性の確保に課題があるとの結果になった。 東京臨海地域の交通需要に対応する路線は、東京8号線延伸(豊洲~住吉)、ゆりかもめ延伸(豊洲~勝どき)、JR東日本羽田アクセス線、都心部・臨海地域地下鉄構想の4路線が比較された。 ゆりかもめ延伸(豊洲~勝どき)と都心部・臨海地域地下鉄構想を整備した場合、需要が競合すること