阿修羅立像 奈良・興福寺の「興福寺国宝特別公開2009 お堂でみる阿修羅」(興福寺、朝日新聞社、テレビ朝日主催)が23日、閉幕した。10月17日から38日間の来場者は25万6279人。先だって阿修羅像が公開された東京国立博物館と九州国立博物館の来館者を合わせると約191万2600人が鑑賞した。 阿修羅像など八部衆・十大弟子像の現存14体(734年、国宝)は一部を除いて12月1日〜来年1月17日(無休)、興福寺国宝館に展示。その後、国宝館の改装工事があり、3月1日から再び公開される。 今回は、八部衆・十大弟子像が釈迦如来坐像(ざぞう)(1811年)などを安置する仮金堂に勢ぞろい。運慶による肖像彫刻の傑作、無著(むじゃく)・世親(せしん)の両菩薩(ぼさつ)立像(りゅうぞう)(1212年、国宝)などがある北円堂も特別開扉され、連日長い列ができた。最終日に25万人目の来場者となった大阪府豊中