「何々のブームはもう下火だ」→「何々は終わった」みたいな言葉を見るたびに思うこと。 まあブームなんですからそりゃそのうち廃れましょう。が、それが作品にとって無条件によくないことである、とはあんまり思わないのです。 ブームになってるということは、方々から注目されているということです。それは人が集まってるということですし、企業的にはお金になるということでもあります。関連グッズやら、アニメ化やら、二次創作やらなんやかや。 そういう状況は、いろんな過剰を生み出します。賑やかなのはよいことですが、それは同時に善し悪し区別のない混沌を呼び込みます。常に何か余計なものがくっついてくるので、大元である「作品そのもの」に視線を落ち着けることがなかなかできない、ということにもなると思うのです。 ブームが去ると共に、そういった過剰な要素は減っていくでしょう。移り気な人たちは波にさらわれてどっかいっちゃうでしょう