京都大学iPS細胞研究所は8日、再生医療向けのiPS細胞の備蓄を充実させるため、東京都内で新たに採血を始めると発表した。京大病院以外でも採血を受け付け、2022年度までに日本人の8~9割をカバーできるiPS細胞を作る計画だ。東京海上グループの提携医療機関である海上ビル診療所(東京・千代田)と連携する。京大は他人に移植しても拒絶反応が起きにくい白血球の
京都大学iPS細胞研究所などは8日、再生医療用に備蓄するiPS細胞(人工多能性幹細胞)のもとになる血液の採取を、8月にも、JR東京駅に近い東京海上グループの提携医療機関「海上ビル診療所」で始めると発表した。これまでは、京大病院だけで採血をおこなっていた。 iPS細胞は様々な臓器や組織の細胞に変えられる。移植し、失った人体機能を回復させる再生医療への応用が注目されている。同研究所は必要な時に移植できるように、血液の細胞からiPS細胞を作り、備蓄する「iPS細胞ストック」事業を進めている。血液は、主に骨髄バンクに骨髄提供の登録をした人のうち、免疫の型が一定の条件に合う人から提供を受ける。
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