何だか…… (わたし、万事めぐまれていて、しあわせなんです……)というボンヤリとしたつぶやきが聞こえてきそうで、でも言いたいことが何にもなさそうで…… タイトルの「ハジ」は「周縁」のつもりなのだそうですが、終始「自分、自分」で「ど真ん中の自分だけの自慢話」にしか読めなかったです。 その割に…… “現物”とはもう随分落差が出来てしまったような、何年前の写真なのかわからないような若い頃の写真をドンと出している(こういうことをする女性は時々いますが……)あたり、「わたし、キレイなんです」という思いが「ハジ」に行ってしまったのではないかという感じもして…… 読後感は何にもなかったです。 フォーマットの決まったアメリカ映画を見終わった後のように本当に何も残らない本でした。 ただ……著者のものすごく強い自我を感じました。 「“何も手に入れていないつもり”で全部持って行かないと気が済まない人」かなぁ……
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