両親の自殺を手助けしたとして自殺ほう助の罪で起訴された歌舞伎俳優の市川猿之助被告が31日午後、勾留されていた警察署から保釈されました。 歌舞伎俳優の市川猿之助、本名・喜熨斗孝彦被告(47)は、31日午後8時半ごろ、勾留されていた警視庁の原宿警察署から保釈されました。 黒のスーツ姿の被告は、集まった報道陣に向かって頭を下げ、車に乗り込みました。 被告は、ことし5月、父親の市川段四郎さん(76)と75歳の母親に睡眠導入剤を手渡して服用させ、自殺を手助けしたとして、自殺ほう助の罪で起訴されています。 裁判所は、弁護士の請求に対し、保釈を認める決定を出し、これを不服とする検察の準抗告も退けました。 保釈金は500万円で全額、納付されたということです。 これまでの警視庁の調べに対し両親の自殺を手助けしたことを認めているということです。