富士電機技のバックナンバー をご紹介しています。
今月翻訳出版されたマイケル・バー=ゾウバー著『モサド・ファイル』はなかなかの労作です。モサドに限らず、スパイやインテリジェンスについて調べる場合、難しいのはヒュミントの情報源にまでたどり着くことだと思います。要は「誰がどのようにしてその情報を得たのか」をはっきりとさせることです。シギントやイミントであれば、傍受情報や偵察写真が残りますので情報源が残るのですが、ヒュミントの場合、情報源を隠さなければならない事情から、長年経ってもよく分からないことが多々あります。 その点、本書は徹底した調査によって、半世紀以上も前の事件から最近の中東情勢に関わる情報戦まで、モサドが収集した情報について細かい説明がついており、まるでスパイ小説でも読んでいるような気分になります。やはり神は細部に宿るという通り、どのような過程を経て情報が収集されたのかを知ることで、インテリジェンスの描写は深みを増すわけです。例えば
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