基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」は、これまでのウィンドウズシリーズから大きく変わった点が多い。日本マイクロソフトの平野拓也社長に、そのねらいを聞いた。 ◇ ――「ウィンドウズ10」は、パソコンやスマートフォン、ゲーム機などすべての端末で共通化しました。 「情報端末の主役がパソコンではなくなっている。スマホやタブレット、これからは車だってインターネットにつながって端末になる。多くの人が複数の端末を持つ時代。ウィンドウズは、あらゆる端末からマイクロソフトのクラウドサービスを利用できるようにするという役割へと変わってきた。それを明確に打ち出したのが今回の『10』だ」 ――ウィンドウズで、提供を1年間無償にしたのは初めてです。 「これまでのように、ソフトを販売して稼ぐという考え方から、クラウドサービスの利用を広げて稼ぐ方法に変えていく。そのために、まずは広く『10』を使ってもらうことが必要だ