今回は、原発に関しての記事ですが、原発そのものでなく、送電にフォーカスします。福島第一原発で発電された電力は、大都市東京を支える電気エネルギーだったと一般に言われますが、果たしてどうなのでしょうか?ここでは、大電力送電という教科書にも書かれている常識が、実は神話や都市伝説の類と同じ、根拠のない話であることを説明します。原発を擁護する方も反対される方も、まずは発電所からの電気がどのように分配されているのか、電力会社発表を鵜呑みにするだけでなく理論的に押さえるところから始めるべきです。 今回の記事は少々長く、ご理解頂くには高校物理レベルの知識が必要かもしれません。読んでて頭が痛くなる方は、どうぞ終りの方の結論だけお読みになってください。今回に限り記事内目次を作りましたので、ぜひご活用ください。なお、複雑な内容なので、後で気付いた誤りや説明が不十分な点などは適宜修正しております。悪しからずご容赦
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