(CNN) 米ユタ州ソルトレークシティーの連邦裁判所で21日、刑事裁判の被告が公判中に証人に襲いかかり、連邦保安官に射殺された。 サイアル・アンギラウ被告は犯罪組織の構成員とされ、恐喝共謀罪で起訴されていた。裁判所の記録によると、この日の公判の開廷後間もなく証人の1人に襲いかかったため、数発の銃弾で撃たれた。 米連邦捜査局(FBI)によると、同被告は病院に運ばれたが、胸の銃弾が致命傷となって間もなく死亡した。 法廷内で事件を目撃した女性はCNN系列局のKSTUに対し、「みんなが怒鳴り声を上げて止めようとしたが、男は止まらなかった」「男は逆上していた」と証言した。 アンギラウ被告はペンをつかんで証人に襲いかかり、銃で撃たれたという。別の目撃者は、誰かが「床に伏せろ」と叫び、その場にいた人たちは椅子の陰に隠れたと証言。「男(アンギラウ被告)が倒れても、(保安官は)まだ撃っていた」と話している。
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