広義の SNS として日本国内で最も成功したのはこの指とまれ(ゆびとま)だと思う。会員数、なんと305万人。出身校をベースにした自由参加型の会員制サービスで、メールフォームからメッセージを受信でき、各学校毎に用意された掲示板の閲覧と書込みもできる。出身校毎に会員一覧があり、自分が登録した出身校以外の会員一覧は閲覧もできない仕組み。私は1998年頃、友人に教えてもらい、すぐ登録したように思う。 mixi などと異なり、ゆびとまのほぼ全会員が実名で参加している。もともと知り合い同士をつなげるサービスなのだから、本名を隠す意味がない。稀に変名で登録する人がいると、「同窓会名簿にない人間がいる」と通報されて消えた。とはいえ嘘登録したって閲覧できる会員情報は名前と卒業年次だけ。メールはフォーム経由なので、個人情報収集の手段としては非効率だろう。件の変名氏も、きっと卒業生の誰かがこっそり加入しようとし