1月23日、日本への本格上陸を果たした"中国最強"の検索エンジンサイト「百度」。百度を率いる董事長兼CEOの李彦宏氏は、「2012年までに世界で最も競争力のある検索エンジンになる」という高い目標を掲げている。一方、その"仮想敵"ともいえるGoogleも、百度の本拠地である中国攻略を進めるため、経験豊かな李開復氏をGoogle中国の総裁とし、切り崩しを図っている。検索エンジン世界一をかけた"2人の李氏"の戦いの行方はいかに? 百度とGoogleの2強構造はますます顕著に 中国のIT業界の調査研究を行っている艾瑞諮詢集団(iResearch)がこのほど発表した2007年第3四半期の中国検索エンジン業界に関する研究報告書である「2007年第三季度中国捜索引※1研究報告」によれば、2007年第3四半期における中国検索エンジンの市場規模は、すでに8億 1,800万元(約123億円)にも達している。前