東京メトロは28日、副都心線と東急東横線で16日から始まった相互直通運転で、池袋、新宿三丁目、明治神宮前の主要3駅の平日の利用者数が4割増加したと発表した。休日では新宿三丁目が8割増、池袋が6割増、明治神宮前が5割増となった。 副都心線は西武池袋線、東武東上線と相互乗り入れ済みで、埼玉県西部から渋谷や新宿を経由し、横浜方面まで乗り換えなしで行けるようになった。平日は主に通勤・通学の利用者がJRから移行。休日は百貨店など沿線の施設が集客したとみられる。 相互乗り入れにより東京メトロは、副都心線の利用者数がこれまでの36万人から44万人に増えると予測。ただ増収分が業績に与える効果は、「(高騰している)電気料金と相殺されて横ばいになる」(奥義光社長)という。 東京メトロは同日、2013〜15年度の中期経営計画を発表した。3年間で約2850億円の設備投資を実施。老朽化した銀座線のリニューア