スマートフォンを安く使いたい、通信料を安く抑えたい。消費者の願いはシンプルだが、それを取り巻く行政の論理は、この10年あまり、一貫性のかけらもなく揺れ動いてきた。 2026年4月20日、総務省の有識者会議でまた新たな論点が提起された。携帯電話の契約時に付与されるポイントなどの特典を狙い、短期で乗り換えを繰り返す「ホッピング」行為を制限するというものだ。 一定期間の継続利用を前提に特典を分割付与する仕組みを検討し、夏をめどに取りまとめを目指すという。さらに解約違約金の引き上げや、ポイント付与上限の引き下げも選択肢として検討している。この議論を正しく理解するには、過去の経緯を順に追う必要がある。 キャリアから販売されるスマートフォンは行政の判断に振り回されている(画像は一例) 「4割下げられる」官製値下げの号砲が大きな転換点 2018年8月、当時官房長官だった菅義偉氏が「携帯料金は4割値下げす

