NHKのEテレで8日に放送された「第64回NHK杯テレビ将棋トーナメント準決勝」で、禁じ手の「二歩」を犯して反則負けした橋本崇載八段(32)が9日未明にツイッターを更新。ハプニングが起きた当日の対局を振り返り「俺のバカー」と嘆いた。 決勝進出を懸けての行方尚史八段(41)との対戦。いい将棋を心掛けようとしたが、その気合が「空回り」してしまったという。序盤からミスが続き、形勢不利の中で1分将棋に突入。その結果「相当にテンパってました。苦し紛れに私は歩を打ちました」。 まずは行方八段が声を上げ、続いて自身も反則に気付き「頭が真っ白に」。その後のことは全く記憶がないといい「空気は凍りついていたかなぁ。我に返ると、私は家のソファーにポツンと座っていました」とその衝撃の大きさを表した。 「そもそもこの将棋は内容がなさすぎ」と反省の言葉も並べた橋本八段。それでも、そこはA級在籍経験を持つ実力者だ