タグ

ブックマーク / blog.livedoor.jp/route408 (2)

  • フラーレンの生合成経路解明 : 有機化学美術館・分館

    4月1 フラーレンの生合成経路解明 Kroto,Smalley,Curlらのチームによってフラーレンが発見されてから、すでに四半世紀近くの歳月が流れています。しかし60個もの炭素がどのようにしてああも見事な球状にまとまるのかは、長いこと謎に包まれてきました。 このほど、フランスのC. Soixanteらのグループから、ついにこの経路を全て解明したという報告がなされました(Nature 418, 2091 (2008))。彼らはフラーレン生産菌Socceromyces Balleusのゲノム解析を行い、フラーレン生合成に関わる遺伝子を全て単離することに成功したのだそうです。 この菌の体内で、まずC30のスクアレンが2分子縮合し、炭素60個分の長い鎖ができます。ここにフラーレン合成酵素複合体が作用し、まずメチル基がアルデヒドに酸化されます。これらは分子内でアルドール縮合し、さらに数段階にわたる

    フラーレンの生合成経路解明 : 有機化学美術館・分館
    citora
    citora 2008/04/01
  • ナノチューブを溶かす意外なもの : 有機化学美術館・分館

    8月22 ナノチューブを溶かす意外なもの カテゴリ:有機化学 炭素でできた極細の筒・カーボンナノチューブは、夢の新素材、ナノテクの旗手として各方面の大きな注目を浴びています。化学・材料・物理学・生物など、ここ数年学術誌にナノチューブの文字が載らない日はまず一日もないというほど、各分野で盛んな研究が進められています。 しかしこうした応用研究を阻む大きな要因として、ナノチューブが各種の溶媒に溶けないという点が挙げられます。ナノチューブは互いに引きつけ合ってがっちりと絡み合った束を作る性質があり、これをほぐして溶媒に分散させるのは至難の業なのです。化学の世界において、反応や精製はたいてい溶媒に溶かして行うものですから、何にも溶けないという性質は極めてやっかいなものなのです。 また生物学方面の応用を考えるとき、生命を支える媒質である「水」に溶ける(分散させる)ことはほぼ必須の条件です。しかし炭素で

    ナノチューブを溶かす意外なもの : 有機化学美術館・分館
    citora
    citora 2007/08/23
  • 1