著作権法は、コンテンツやプログラムの作成者のみならず、利用者にとっても知らないでは済まされない法律です。本稿で基本的な知識を身に付けましょう。 コンテンツやプログラムを作成・利用する全ての人にとって、著作権法は知らないでは済まされない法律です。しかし、現在の著作権法は改正の繰り返しによって極めて複雑化しており、今日のデジタルテクノロジとの整合性が取れていない部分も増えています。著作権法の最重要ポイントに絞って解説していきましょう。 1分-著作物とは何か? 著作権法は著作物の利用と保護を図り、文化の発展に寄与することを目的とした法律です(特許法が発明の利用と保護を図り、産業の発展に寄与することを目的としているのと対比できます)。 著作権法の保護対象になる著作物とは、思想や感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、音楽、美術の範囲に属するものと定義されています。現在の一般的用語でいえば「