2010年09月15日 スイス国民はハイキングが大好き。週末はハイキングコースに出かけ、自然を楽しむ。それが一般的なスイス国民の生活パターンだ。国内には5万キロにも及ぶコースが整備されている。分かりやすい標識が各所に設置されており、迷うことなく大自然を満喫することができる。 欧州三大北壁の一つ、アイガー北壁の真下に設けられたハイキングコース「アイガートレイル」。ユングフラウ鉄道のアイガーグレッチャー駅(標高2320メートル)からヴェンゲルンアルプ鉄道のアルピグレン駅(標高1616メートル)まで下る、中・上級者向けのコースだ。 アイガー北壁は標高差1800メートルの岩壁。登頂困難なルートとして知られ、あまりにも犠牲者が多いため、登山禁止令が出たこともあるという魔の断崖絶壁だ。いくたびも映画や小説の舞台となっている。 アイガートレイルのスタート地点は岩場や砂利道からはじまるが、標高が低くなるに