その才能を伸ばしてほしい!(笑)無限の可能性を感じる『こどもの詩』
詩人・Zohab Zee Khan(ゾハブ・ズィー・カーン)はポエトリースラムのオーストラリアチャンピオン。トレードマークは長身とくるりん髭。見た目も印象的だけど、そのステージはさらに鮮烈。ガツンとくるエネルギーに溢れてていて、思わず言葉と一緒に走り出したくなります。 その彼が日本のインターナショナルスクールで、ティーンエイジャーたちを相手に行った詩の授業…これまたパワフルでした‼️ マエキクリコさんのレポートをお届けします。まずは前編。読めば創作の秘密がわかるかも! ****** 「ここにいるみんなは詩人だ」とゾハブは言った。 「自分が学生だった時に、こんな先生に詩を教えてもらいたかった!」 彼はそんな思いを具現化したような人だった。 英語飛び交う校舎を満開のソメイヨシノが優しく包む、 東京は世田谷区にあるセント・メリーズ・インターナショナル・スクールの図書室。詩の一日特別講師として、彼
現代に使われている言葉(口語)で書かれた詩。 〈例〉 『比喩』(堀口大学) それは砂漠の中の一輪のばらでした 少女(おとめ)よ それは私の恋でした ばらは乾いて死にました 昔に使われていた古い言葉(文語)で書かれた詩。 〈例〉 『初恋』(島崎藤村) まだあげ初(そ)めし前髪の 林檎(りんご)のもとに見えしとき 前にさしたる花櫛(はなぐし)の 花ある君と思ひけり ※「あげ初めし」、「見えし」、「さしたる」、「思ひけり」等の動詞を中心とした表現に注目しよう。 ※口語詩であっても、馴染みのない言葉や熟語等が多く使われていると文語詩だと捉え違える傾向が学年が下がるほど強くなる。「急がば回れ」、「光陰矢のごとし」、「雉も鳴かねば打たれまい」等の文語体で表現されたことわざや慣用句、また、俳句や短歌に触れることで、文語独特の言い回しに対する知識や感覚が身につく。 ・音数に一定の決まりがある詩。 ・七五調
最果タヒ。詩人という肩書きを手にしてから12年が経過していた。 私は本に救われたことがない、ということをコンプレックスに思い続けた12年間だった。詩を書くことを生業にしてから、一緒に仕事をする人たちは、そのほとんどが本を愛し、そして過去に本に救われたことのある人たちだった。本を作れば、本を手に取ってくれた人の感想や、書店員さんの声を聞くこともできる。そうした人たちが、本をどれほど大切なものと捉えているのか、知れば知るほど憧れてしまった。 憧れる、ということは、私にとってその「思い」は自分の外側にあるものなのだろう。そう思うと、不安だ。私にはそんな経験がない、本に救われたことがない、それなのに、こうして本を作っている。いいのだろうか? 本は好きだけれど、特別視しているとは断言できないでいた。 書くことがずっと好きだった。それは、ちいさなころからずっと。落書き帳は絵ではなく文字で埋まっていた。
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