日本人の4人に1人は頭痛に悩んでいるという。片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛を3大慢性頭痛と言うが、中でも片頭痛は近年、発生のメカニズムや治療法の研究が進み、効能のある医薬品が登場してきた。 頭痛の世界的な権威である埼玉精神神経センター・埼玉国際頭痛センター長の坂井文彦氏は「米国では頭痛を明確に病気と捉えるのに対し、日本では“たかが頭痛”として性格の弱さや怠けているように見なしがち」と指摘。繰り返し起こり、生活に支障を及ぼしているのに、本人にしか苦しみが分からない頭痛が大きな社会的損失になっていることを、もっと理解することが必要だと強調する。 坂井氏は、患者さんに「頭痛ダイアリー」を書いてもらって頭痛の種類の把握や治療に効果を上げる一方、身体のリズムを安定させるため、独自に頭痛防止の体操を考案して効果を上げている。 この5月に著書『「片頭痛」からの卒業』(講談社現代新書)を上梓したばかりの坂井
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