“たかだか音楽再生”と思うかもしれないが、実はSACD再生は汎用プロセッサにとって、非常に負荷の大きな処理なのだという。「SACDはDSDデータを圧縮した、DSTというデータで保存されています。ところが、DSTは圧縮率を高めるため、1/75秒ごとに複数の異なる圧縮方式が採用可能で、パラメータももちろん可変。まずはパケットがどのように圧縮しているかを判別し、圧縮方式の切り替え時に適切な処理を行なわなければなりません。この組み合わせが膨大で、処理負荷も高いため、Cellをもってしても最初は遅く、実時間の6倍もデコード時間がかかったんです(村田氏)」 石塚氏はSACDの仕様を何度も読み返しながら、最初の2カ月でリアルタイム処理にまで高速化を行なった。そして勘所を押さえた上で、その遅いソースコードを捨ててしまったのである。スクラッチから書き直すためだ。 ●ソニー社内のオーディオノウハウをかき集め
21日、「SendMail」の誕生25周年を祝い、米Sendmail社は創始者であり、オリジナルプログラムの作成者でもあるエリック・オールマン氏によるセミナーを開催、BSD OSやSend Mailに関わるこれまでの半生と今後の電子メールについてのプレゼンテーションを行った。 いまや電話にも匹敵するコミュニケーション手段として活用されている電子メール。その電子メールの生みの親とまで言われるのがエリック・オールマン氏だ。では、なぜ彼はそのように呼ばれているのだろうか? コンピュータ上ではじめて電子メールの原型が誕生したのは1971年のこと、Ray Tomlinson氏によってであった。電子メールに使われている「@」の記号を、このときにすでに使っており、電子メールのコンセプトや実装に大きな足跡を残している。そのRay氏ではなく、エリック氏が生みの親とまで言われるのは「Sendmail」というプ
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