NASA=アメリカ航空宇宙局は、おととし火星に着陸した探査機「キュリオシティ」が集めた情報を分析した結果、巨大なクレーターが30億年以上前に湖だった可能性があると発表しました。 NASAが打ち上げた探査機「キュリオシティ」は、おととし8月に火星にある直径150キロを超える「ゲールクレーター」に降り立ち、画像や観測データを地球に送り続けています。 NASAは8日、これまでに集められた「ゲールクレーター」の堆積物の特徴から、クレーターは30億年以上前には湖だった可能性があると発表しました。 それによりますと、周辺にある雪がとけて流れ込んで湖を形成したとみられ、その後、数千万年単位の周期で水の流入と乾燥を繰り返したのではないかということで、NASAは当時の気候が比較的温暖だったことを示すとみています。NASAでは、クレーターの堆積物とともにクレーターの中心部に位置する山についても詳しく分析してい